Lettaの縮毛矯正へのこだわり

当サロンのこだわりは縮毛矯正です。

 

一般的に縮毛矯正とはアルカリ性域で活発に働く還元剤とアルカリ剤を使用して行います。このアルカリ性域の還元剤とアルカリ剤はキューティクルを広げ、毛髪内部のたんぱく質を還元軟化させ膨張膨潤させることが目的になります。この柔らかくなっている状態の時にアイロンやブローでの熱処理することでストレートを形成します。しかしこのアルカリによってできたキューティクルのはがれはもとには戻らず、ひろがってしまったキューティクルの隙間から毛髪のたんぱく質や毛髪に必要なCMCなどが流れ出てしまうのです。その結果、枝毛や切れ毛にも繋がっていきます。時には、過軟化過膨潤を引き起こし毛髪がゴムのような質感になってしまい、逆に広がりやすい質感になってしまうこともあります。

 

毛髪は1度ダメージを受けたら2度と回復しません。なので傷めないが理想なのです。

 

当店はチオグリコール酸ナトリウム・システイン・システアミン・チオグリコール酸システアミン・GMT・スピエラ・チオグリセリンといった還元剤を複合し使用しています。

ひとりひとりの髪質を見極め、その状態にあったpH値(4.5~9.0位のpH値)、還元剤の濃度や配合率の調合し、できる限りアルカリ度やpH値を抑えています。この複合還元剤でなるべく毛髪の負担を抑えながら毛髪全体に穏やかに反応させる多層還元で酸性〜微アルカリ性域で縮毛矯正をおこないます。

 

酸性でもアルカリ性でもダメージは少なからずあります。痛まないということはありません。ですがほんのひと手間で仕上がりやダメージに差がでます。

そのひと手間とはプレ処理、中間処理、アフター処理の事になります。

当店では徹底的にその処理を行います。

 

プレ処理

毛髪の状態を見極め、低分子アミノ酸や中分子アミノ酸、ナノCMCナノELなどその毛髪に必要な毛髪成分を毛髪に補給し還元剤でのダメージを最小限に抑えます。

 

中間処理

還元剤をしっかりと洗い流した後、ここでも毛髪に必要な成分の低分子アミノ酸や中分子アミノ酸、ナノCMCなどをしっかりと補給します。その上から高分子キトサン、高分子ケラチン、CMCなどを毛髪の状態に合わせて濃度調整し複合体反応をさせ毛髪にラメラ構造の強化と皮膜をつくり健康毛に近い疎水性の毛髪造りをします。さらに毛髪内部に脂質等の補充をおこない毛髪のゆがみを整えて、キューティクルの浮きを抑え自然なツヤと補水力を上げていきます。そして最後にエルカラクトンやアルガンオイルなどを配合した複数の混合オイルを毛髪全体になじませアイロンやブロー工程にと移ります。毛髪に適度な疎水処理をし補水力を上げることでアイロンやブロー時にスムーズなクリープ処理ができるのです。そのため還元剤のパワーを最小限に抑え最大限に引き出せるのです。エルカラクトンはアイロンやブローの熱によって反応し毛髪内部のアミノ基と結合しキューティクルのめくれ上がりを改善し、うねり絡まりの抑制してくれます。反応させた複合体や結合は持続性があるのでひと月ほど持続します。(ハイダメージ毛の場合はさらに油性分を持ったケラチンでプレ処理や中間処理をし、軽くなりすぎた毛髪に重さをあたえる処理をします)

 

アフター処理 

残留物の除去をできる限り行います。縮毛矯正の施術後の残留物で経過ダメージの原因につながるものは主にアルカリ剤と酸化剤になります。(酸化剤の除去は酸化剤に過酸化水素水を使用した場合になります。酸化剤にブロム酸を使用した場合はカテキンなどで消臭になります)

カラーリングやパーマ施術後の毛髪内部に残留物があるとしばらく独特な匂いがあり不快感を感じてしまいます。

アルカリ剤の除去には通常ヘアサロンではクエン酸やリンゴ酸などの酸リンスが使用されている事が多いです。しかしクエン酸水などは強酸性(pH2~3)を示しますが酸度が低い為すぐにpH値が変わってしまいアルカリ剤の除去にはあまり効果的ではありません。炭酸泉もよくアルカリ除去で使用され多少の除去力はありますが効果が限定的である為アルカリ除去としては心許ありません。アルカリ除去には高い酸度で4.5~5.5位のpH値が安定して変わらない必要があります。

酸化剤の除去にはよくヘマチンが使われますが、ヘマチンのみでは毛髪内部に残留した過酸化水素は除去しきれません。

 

CMCやクオタニウムなどでコアセルベート処理をします。アウトバストリートメントに エルカラクトンやアルガンオイルなど複数の混合オイルを全体になじませ仕上げます。

 

疎水性とは水になじみにくい状態、健康毛。

親水性とは水になじみやすい状態、ダメージ毛。

このようなできる限り可能なダメージ対策をおこない、最小限のダメージで施術をおこないます。

 

当店はアイロン縮毛矯正をメインでおこないます。ブロー矯正もおこなえますが、狙った箇所に狙った温度やテンションを細かく正確に与えられることと、毛髪の体力にもよりますが毛先を自然に曲げたりコントロールする事が狙いです。アイロン矯正でもブロー矯正でも毛髪に与える熱ダメージはさほど変わりません。より正確に、より細やかにコントロールでき、箇所によって使い分けできるのがアイロンだという理由です。

特にハイダメージの施術時にブラシによるテンションなどはダメージ悪化につながる恐れがあるため100~140℃くらいの熱量でノーテンションスルーアイロンが最も安全だといえます。もちろん中間処理時で十分熱によるダメージを軽減する処置をしますが、ハイダメージ毛で熱耐性が不足している時や剛毛太毛など通常より熱量を上げる時は耐熱高分子ポリマーを毛髪に塗布し熱からのダメージも徹底的に軽減させます。耐熱高分子ポリマーは熱に対し非常に強力なプロテクト効果を持っていて、220℃まで耐熱効果を発揮します。

 

すべての工程で極限まで毛髪を痛ませない&痛みにくいようにする事が究極のトリートメント(FIXトリートメント)となるわけです。

 

以上の工程を丁寧に施術行うため縮毛矯正には、3時間30分~4時間30分ほどお時間を頂いております。

 

気になる事やご不明点がある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。